農業に従事したことはないので、たぶん、としか申し上げられないのですが、この畑はインゲンだと。母が八十代の前半頃までは、裏の小さな畑でインゲンを育てていたので。土を起こし、畝を切り、細長い竹の支柱を組んだのはわたしです。もちろん、この写真のように畝にビニールシートを被せるというような高度なことはしませんでした。目が醒めるような新緑と、ほんのりと温かそうな茶色の畑のなかに、忽然と水色のシートの列が出現したので思わずシャッターを切りました。生育を早めるためなのか、あるいは、まだ寒い朝があるので霜除なのか、はっきりしたことはわかりませんが。