初雪が降ったのは三日前のこと。市内の雪は積もることなく融けてしまったけれど、日高山脈の麓までくるとうっすら雪化粧が残っている。毎度のことながら、ポロシリ岳(正確には十勝幌尻岳)が迫ってくると、思わず息を呑む。その威容に? 美しさに? 空の青さに? いずれでもあり、いずれでもない。その印象を写真に残すのは難しい。不可能というべきか。ひとつの山の存在感、その重量を画布にとらえようとして一生を費やした画家もいるのだから。
初雪が降ったのは三日前のこと。市内の雪は積もることなく融けてしまったけれど、日高山脈の麓までくるとうっすら雪化粧が残っている。毎度のことながら、ポロシリ岳(正確には十勝幌尻岳)が迫ってくると、思わず息を呑む。その威容に? 美しさに? 空の青さに? いずれでもあり、いずれでもない。その印象を写真に残すのは難しい。不可能というべきか。ひとつの山の存在感、その重量を画布にとらえようとして一生を費やした画家もいるのだから。