*438 愛車。

札内川土手(ISO/125, 45mm, f/5.6, 1/200, 25/03/25)

二月の初めに降った1メートルを超す大雪も、市内の道路からはほとんど姿を消し、日一日と春めいてきてはいるのですが、桜の開花にせよ、そのほかの花の開花にせよ、まだまだ先の話で、風景も写真に収めるには今ひとつ。そこでなんとなく、朝の散歩の友として20年以上も乗っている「愛車」の影を撮影してみました。そう、帯広に舞い戻って15年ですから、東京時代から乗っている自転車です。丈夫で壊れない(タイヤは何度か交換しましたが)。

*437 春近し。

大津(ISO/125, 45mm, f/5.6, 1/900, 10/03/25)

久しぶりに大津の海岸まで車を走らせました。なにしろ先月の初めに十勝一帯に1メートル前後の大雪が降ったので、週末のドライブもままならなかったのです。このとおり雪はまだたっぷり残っていますが、岸辺には春の気配が寄せている感じがしませんか。雪も心なしか温かい感じがして……。

*436 廃屋(2021)

糠内のあたり?(T20, ISO/200, 61mm, f/5.6, 1/1100, 21/03/21)

これも昔の写真です。畑の真ん中に立つこの納屋は、現在ではほとんど崩れかけています。どうして放置してあるのか、といつも不思議に思って通り過ぎるのですが、たぶん撤去にお金がかかるからでしょう。立木もあるし。でも崩れ去っていくものを見るのはやはりなんとも切ないものがあります。

*435 早朝、厳寒(2020)

十勝川(X-T20, ISO/200, 83mm, f/8, 1/680, 12/01/20)

これは最近撮影した写真ではありません。五年ほど前に池田町の八千代堰堤にかかる橋の上から十勝川をとらえたものです。写真のスタンプには9:58と時刻が記録されています。まだこのときは日曜の朝から車を走らせて、写真を撮りにいっていたのかと、懐かしいやら、少し呆然とするやら。今は家事が忙しくて、朝から写真撮影なんてとてもできません。とりわけ1メートル越えの大雪が積もって、どこも除雪が追いつかないありさまですから。

*434 記録的大雪の朝。

自宅前(iPhoneで撮影。04/02/25))

大雪になるという予想はありましたが(70cm)、まさか一晩で1m20cm以上も積もるとは……。玄関前の一本道をつけるのに2時間以上もかかり、カーポートにも雪が降り込み、歩道も車道も完全に雪に埋もれて、全市麻痺状態。帯広市が降雪で全国ニュースになるというのも前代未聞。東京方面からたくさんのお見舞いをいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

*433 幌尻岳(十勝)

八千代牧場までの途上(ISO/200, 83mm, f/7.1, 1/1700, 26/01/25)

ポロシリというのはアイヌ語で「大きな山」という意味だそうです。このあたりを通るとき、いつもこの勇姿に見惚れてシャッターを押すのですが、うまく撮れたためしがない。というか、満足しない。この圧倒的な立ち姿はとても写真の枠内には収まらないということか。それとも空模様とか、撮影技術とか、もっと何か工夫する余地はあるのか。とりあえず、不満足なまま掲げておきます。

*432 滞留。

千代田園庭(ISO/125, 83mm, 4.0, 1/120, 19/01/25)

千代田堰堤(十勝川)にかかる橋の上から撮影。流れのなかに小さな洲があって、そこに氷片やら泡やらがまとわりついている。今年は暖冬なので、全面氷結にはいたっていない。

*431 太平洋、十五夜直前。

昆布刈石海岸(ISO/125, 51mm, f/5.6, 1/640, 12/01/25)

またもや昆布刈石海岸です。日曜日の昼下がり、行き先も定まらないまま車を走らせていると、目の前に満ちる寸前の月が出ていて、気がつくと海まで来ていた。この宇宙感がたまりません。

*430 初雪、元旦の。

玄関脇(ISO/125, 120mm, f/4.5, 1/300, 01/01/25)

元旦の初雪、縁起がいいのでしょうね。最近、本業と雑事で多忙をきわめ、写真を撮りに外に出る機会がほとんどありません。これは玄関脇の松を二階から撮影したもの。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

*429 ナナカマドの冬。

光南緑地公園(ISO/125, 45mm, f/5.6, 1/280, 09/12/24)

今年ほどナナカマドの写真を撮った年はないかもしれません。ふつうなら、12月に入ればナナカマドの赤い実はすべてしおれ、変色し、あるいは枝から落ちて、木々は丸裸になるはずなのです。でも今年は、ほれこのとおり、しおれながらもまだ赤さを保って、枝にしがみついている。暖冬というべきか、異常気象というべきか。