*241 はまなす。

札内川土手(ISO/200, 35mm, f/5, 1/125, 19/06/21)

こちらは野生。人間にはとても比較する気になれません。先週、真夏のように暑かったせいか、土手のハマナスが今を盛りと咲き誇っている。

*240 芍薬。

自宅花壇から(ISO/800, 80mm, 0.67ev, f/5.6, 1/42, 11/06/21)

自宅の花壇に何輪も芍薬の花が咲いて、重そうに頭を垂らしているので、黒い花瓶に生けてみた。

ひとが花のように美しいのか、花がひとのように美しいのか。

*239 うつろう。

光南緑地公園(ISO/200, 35mm, f/4, 1/220, 10/06/21)

夏に向かって、どんどん緑が濃くなっていく時期です。濃い緑はかえって目が疲れます。息苦しくなるというか。早朝、公園の中を自転車で走り抜けていくときに、早くも色づいている葉を見つけて、ほっとしたような気分になりました。淡い空色をバックにほのかな緑と黄色のコントラストで、目を休めていただければ幸いです。

*238 松毬(まつかさ)

札内川河川敷(ISO/200, 35mm, f/5.6, 1/250,07/06/21)

生命力の凝縮という感じがします。花は一瞬の光輝と薫りをはなって消え去る。けれどこの球果には、これまでの時間とこれからの時間が集積している。このエネルギー量に圧倒される。

*237 小径。

緑ヶ丘公園(ISO/200, 80mm, f/5, 1/150, 30/05/21)

わが家に遅めの畑おこしの季節がやってきて、毎朝裏庭の雑草の処理やら、畑の種まきの準備に追われております。なので、早朝の散歩もできず、日曜日の撮影ドライブもできませぬ。昨日(日曜日)は近場の緑ヶ丘公園に行って(歩いて三十分弱、自転車でも十分程度)、野草園を訪れてみましたが、あいにく花の咲く季節は終わり、鬱蒼たる緑に覆われておりました。動物園は緊急事態宣言延長のせいで休園。しかたなくとぼとぼと歩いて駐車場まで、児童会館に通じる小径をぶらぶら歩きながら、新しく買った望遠マクロの試し撮りに興じました。中学生(帯広第4中学校)のときにこの公園のこの路で写生したことがあった。もちろんこんな舗装もベンチも街灯もなく、木立もこんなに大きくなかった(ように思いますが)。それにしても80mmマクロレンズの圧縮力はすごい。時間まで圧縮してしまう……。

*236 この木なんの木、なんの花?

札内川河川敷(ISO/200, 35mm, f/5.6, 1/160, 24/05/21)

これも今朝、札内川の河川敷で撮ったもの。光南小学校の生徒さんが植えた木の一本。でも、立札の文字が消えかかっていて、なんの木、なんの花だかわからない。また悩み事が増えた。

*235 新緑。

二宮付近(ISO/200, 80mm, f/5.6, 1/550, 23/05/21)

今日は一日中雨模様で、降ったり止んだり。海に近づくにつれて、空も地表も霧雨におおわれ、おかげで新緑がさらに際立って見えた。

*234 公園の端——エゾノコリンゴ。

大通公園(ISO/200, 80mm, f/3.2, 1/150, 22/05/21)

この木の名前も、花の名前もわかりません。大通公園の端にこんな木が立っていることすら気づきませんでした。うかつというのか、なんというのか。灯台下暗しというのも少し違うような。本格的な植物図鑑がほしくなります(職業柄持っていてしかるべきなのですが、困ったときは図書館で間に合わせていたのがなんとも情けない)

 

(今朝——5月24日——札内川の河川敷で似たような花を発見。エゾノコリンゴ。小学生が植樹した小さな木の横に挿してある細長い立札にそう書いてありました。大通公園のはそれが大きく大きく育ったものだったのかも。しかし、よく調べていくと、似たような木に似たような花と葉をつけるズミというのもあって、植物はむずかしい……)

*233 猫。

寝室(ISO/3200, 80mm, f/5.6, 1/52, 19/05/21)

焦点距離80mmの等倍マクロ・レンズなるものを買いました。届いたのは昨日。家の中や戸外でいろいろ試し撮りをしているのですが、昨夜就寝前に、十八歳になるわが家の猫の写真を何枚か撮りました。そのなかの一枚。「シマ」と小声で呼びかけて、振り向いたその瞬間をつかまえてカシャ。これ以上言葉はいらないでしょう。

*232 壁際のラッパスイセン。

自宅裏庭(ISO/125, 35mm, f/5, 1/125, 13/05/21)

毎朝、カメラを肩から斜めにぶら下げて、自転車で小一時間散歩する習慣が定着して数年になるけれど、四月から五月にかけてはひたすら花の写真ばかり撮ることになってしまう。北海道の春は遅く、やってきてと思ったら、いっせいにいろいろな種類の花が開くので、少し慌ただしく感じる。このブログの表紙もほとんど日替わりのようになるのもどうかと思って、この一週間自重しておりました。今朝もたくさんの花と生まれたばかりの柔らかい緑の葉をひたすら写真に収めて、さて家に帰り着くと、裏庭の隣家との境の壁際にびっしりとラッパスイセンが今を盛りと咲いている。まさに灯台下暗し。玄関脇の花壇にはボケが赤い花をつけているし、広尾ツツジもじきに満開になるだろう。そのあとは薔薇。しばらくは花三昧が続きそうだ。