十勝と釧路の境目あたりに位置する、この断崖絶壁にやってくるたびに出てくる言葉は、絶景の一語。遠くまで車を走らせるとき、山のほうに向かうことはほとんどなくなった。高さよりも広さ、文字どおり海の向こうに視線を走らせたいから。
今日の一枚のカテゴリー: ギャラリー
*265 初冬。
最近は朝も寒くなって、早朝の自転車散歩も億劫になりました。この写真は10日ほど前の朝に撮ったものです。昨日の午後も風景を探しに車を転がしましたが、結局一度もシャッターを押さずに帰ってきました。秋の最後というべきか、冬の初めというべきか、その朝の陽射しも一度きりのものだという気持ちを込めて。
*264 海のひかり。
この光は朝のものでも、午後のものでもありません。昼の光です(写真のタイムスタンプを見ると11:20)。今日は久しぶりに仕事から解放されました。朝食を食べ終わると、そうだ、海に行こうと急に思い立って車を南に走らせました。久しぶりの勇洞沼には人の気配がなく、こんな光に見惚れて帰ってきました。
*263 冬のはじまり。
札内川の用水路(?)に鴨がやってくると、冬の訪れを感じます。さすがに11月ですから、いつ雪が降っても不思議ではないのですが、今年の初雪はいつになるのか……。
*262 晩秋。
今朝、撮ったばかりの紅葉です。ずっと籠って本読みと原稿書きをしていたので、久しぶりの朝の散歩でした。秋もそろそろ終わりですね。あと何枚、紅葉(黄葉)の写真が撮れるか。
*261 こがね色の午後。
今日は美しい秋晴れの一日でした。午後から車を転がすと、どこの木立も午後の日差しを受けて、赤や黄に輝いておりました。でも、今日の午後の陽光は透き通っているというよりはかすかに烟っているような、なにかしら細かい光の粒子を散りばめたようでした。それがこの写真です。もう少し技術があれば、もっといい写真になったのにと思います。
*260 樹皮に彩りを。
朝夕はさすがに冷え込んできました。でも、日中は汗ばむほど。気候が変です。誰かに言われなくても変です。街路樹も、土手の木立も、いよいよ色濃く装ってきました。こわばった桜の樹皮を彩る蔦なんか、今まで目を留めたこともなかった。
*259 さくら葉。
日曜日くらいは人並みに休息を取ろうと思っているのですが、今日は朝から本読みに追われています。追われているというのは、できるだけ早くレジュメを仕上げて、出版社に送らなければならないからです。いついつまでというのではなく、できるだけ早くというのがミソで、どのくらい急げばいいのかわからない。なにしろ650ページもある原書を読むだけでも大変なのに、急いで読んだら何が何だかわからなくなってしまうというジレンマの中にいます。この写真は先週の朝に撮ったもの。もうじき桜の葉はすっかり落ちてしまうでしょう。落ちる寸前の光の戯れか。
*258 ボート。
昨日の午後、久しぶりに大津まで車を走らせた。十勝川河口の脇に小さな入江があって、そこに小さなボートが舫ってあった。土手から降りて近づいていってみると、船体に「彦丸」という船名が記されている。気が遠くなるほど静かな、秋の午後でした。
*257 落ち葉。
先週は空に、今週は地上にレンズを向けてみた次第。ようやく秋めいてきて、天気予報で霜注意報の言葉を耳にすると、なんだか信じられないような気にもなります。昨日まであんなに蒸し暑かったのに。今日は、朝の散歩以外は一歩も外に出ず、読書三昧。読書といっても仕事、しかも、版権争いのかかった原書読みだから、神経がすり減ります。