こんなにみごとな鱗雲はめったに見られないと思い、上空に向けてシャッターを切りました。数日前の朝のこと。その後、台風の影響で雨の日が続き、日曜の今日になってようやく晴れ上がった。一週間に一枚どれかを選ぶとしたら、やっぱりこれかと思いアップしたしだい。
今日の一枚のカテゴリー: ギャラリー
*255 今年最後のひまわり。
まるで真夏に撮った写真のようですが、数日前の晴れ上がった朝に撮ったものです。
かつての十勝なら、今頃の季節は「十勝晴れ」と称して快晴の日が何日も、何週間も続いたものです。傘なんて必要なかった。
ところが、季節も気象もすっかり変わってしまった。九月も中旬だというのに湿っぽく、どんよりとした空模様がここ数日続いています。
路傍の向日葵だけが元気。
この写真でうっとうしい天気を吹き飛ばしていただければ幸いです。
*254 川辺。
さすがに秋の気配が濃くなってきました。川岸にこの野草が黄色い花をびっしりと咲かせています。例によって名前はわかりません。涼しい朝に、蟻たちが懸命に働いていたので、なんとなくシャッターを切りました。
*253 秋桜。
今日も一日蒸し暑い日でした。十勝の八月末にこの暑気はありえない。朝、この写真を撮ったときには、いくらか涼しかったのに……。コスモスはすでにあちこちで咲きはじめていたけれど、まだ秋の気分でもないしと、ここにアップするのをためらっていました。この写真から、わずかなりとも初秋の朝の涼しさが伝われば幸いです。
*252 栗鼠。
最近、リスの姿を頻繁に見かけます。この公園だけではなく、札内川の河川敷や大通公園でも。せわしなく胡桃を齧っている様子を見ていると、あたりはまだ濃い緑に覆われているのに、秋が、冬が大急ぎで駆け寄ってくるような気がします。
*251 緑の葉脈。
色づきはじめた桜の葉です。葉脈のところだけ青い。そのあたりまで樹液は届いているということでしょう。この桜の木も、このあたり一体の樹木も、そして十勝平野全体も、こうして夏から秋へ移っていくのでしょうが、そこに我が身の老いを重ねたくなるあたりが老いのきざし。
*250 花粉にまみれて。
久しぶりに——といっても三週間ほどですが——花の写真です。札内川の土手ぎわに細長く伸びているカボチャ畑の花が、今満開の時期を迎えているようです。大きな緑の葉の下に、たくさんの黄色い花が大きく深呼吸するように花びらを広げています。葉っぱを持ち上げてみると、ほら、蜂——小さく写っているのでミツバチなのか、マルハナバチなのか、ちょっとわかりずらいですが——が花粉にまみれて蜜を一生懸命吸っています。こういう収穫があると、炎暑の続く夏の一日がいくらか楽になる。
*249 赤と緑。
ここ数日の猛暑で朝の散歩を控えています。朝から汗だくになって消耗すると仕事にならないから。これは先週の水曜日に、たまたま撮った写真。楓の木のなかに早くも紅葉している枝があって、こういうコントラストを見ると少しは涼しげな気分になります。今日も海まで車を転がしてはみたけれど、格段心騒ぐような景色には出会わない。盛夏の時期はいつもそうかもしれない。やっぱり春と秋がいい。ときどき冬もいいけれど、夏はどうも暑苦しくていけません。なんだか兼好法師みたいですけど。
(前の写真を微調整して彩度を上げ、周囲をトリミングして、アップし直しました。8月2日)
*248 夏の盛りに。
今年は花の写真をやたらに撮ったので、さすがに本人も飽きてきたとはいえ、梅雨らしきものも明けたことだし、朝顔の写真くらい挙げておかなくては、という気になりました。散歩の途中、札内側の土手に上がる直前の高架線側道に朝顔が咲き乱れているところがあって、すでに何枚も撮っているのですが、これは今朝撮れたての一枚。
*247 黄金虫。
さすがに花の写真を立て続けにアップするのはためらわれました。ジャガイモ畑に咲く紫色の花やゴージャスな黄色の花を咲かせるカボチャの写真なども撮ったのですが、なんだか花同士が競い合うような、バッティングしてしまうような気がして、ハードディスクのアルバムに仕舞い込むことにしました。これはさっき、十勝川の河川敷に広がるエコパークの片隅で撮影したもの。今頃が黄金虫の繁殖期だとは知りませんでした。それとも常時繁殖してる?