札内(ISO/400, 55mm, f/8, 1/300)
いくらなんでも、今年の春は早すぎる、もちろん帯広にしては。雪は一部の日陰を残して、すべて融けてしまった。車に付いている外気温をはかる温度計は10℃を示している。三月上旬だというのに! いつもなら春の訪れが待ち遠しいのだが、今年は冬が名残惜しい。
昆布刈石(ISO/200, 18mm, f/8, 1/1000)
十勝を抜けて、釧路に向かって海岸線を走ると、昆布刈石(こぶかるいし)という場所に出る。断崖絶壁に「昆布刈石展望台」と書かれた立て札があって、広大な太平洋を一望できる。東遠方には釧路の街が見える。先週の日曜日、なんとなく十勝から出たくなって車を転がしていたら、この海岸に出た。展望台に通じる道はまだ雪で封鎖されていたが、その近くに海岸線に降っていくことのできる未舗装の急な坂を発見した。初めて降り立つ昆布刈石海岸の絶景!
書斎(ISO/1250, 32.9mm, 0.67ev, f/4, 1/30)
このフィギュアはアルルの民芸品である。
もう六年前(2013年)のことになるが、アルルの翻訳学校に初めて招かれて、翻訳ワークショップのようなものに参加したとき、お別れに教え子からお土産にとプレゼントされたものである。
暮れに書斎の整理をしていたとき、デスク脇の棚にほとんど放置してあったも同然のこのフィギュアについ見入ってしまった。
アルルの民族衣装に身をつつんだこの女性像は高さ八センチほどしかないが、とても精緻に作り込まれている。今までなぜ気づかなかったのだろう。その罪滅ぼしのような気持ちを込めて、何枚か写真に収めた。そのうちの一枚。
十勝川(ISO/200, 55mm, f/8, 1/800)
厳寒の昼下がり(といっても、今日は少し寒さ緩んで暖かい)。
惜しむらくは、先頭の一羽がもう少し高く上がったところでシャッターを切ることができればよかったのだけれど。
千代田堰堤/十勝川(ISO/200, 18mm, f/8, 1/400)
元旦は風邪を引いて寝込んでいたので、6日に撮影。
FujifilmのX-T20にキットとしてついている18~55mm(f/2.8~4)のズームレンズはとても優秀だと思う。物の輪郭がきりりと写るだけでなく、光の表情がじつに豊かに再現される。これも*94の写真と同じく、午後の3時頃に撮影。
ブログ本文の記事がなかなか更新できないので、せめて写真くらいはという心づもり。
十勝川、魚道近辺(ISO/200, 18mm, f/8, 1/170)
11月25日に初雪らしきものが降り、12月6日の夜半から翌日にかけて20センチ以上の積雪になった。でも、その直前の日曜日(2日)は初冬にしては信じられないほどの小春日和で、澄みきった青空に真っ白い雲がところどころに浮かんでいた。午後3時頃、金色の西日を受けた風景。この写真をカメラマンの娘に見せると、印象派の絵みたいだねと言った。またある人に見せると、十勝ではなくヨーロッパの風景のようだという感想をもらった。長いことフランス文学の翻訳をやっていると、無意識までヨーロッパ化されてしまうのかと、しばし考え込んだ。
八千代牧場に向かう途中(ISO/200, 27.7mm, f/8, 1/950)
初雪が降ったのは三日前のこと。市内の雪は積もることなく融けてしまったけれど、日高山脈の麓までくるとうっすら雪化粧が残っている。毎度のことながら、ポロシリ岳(正確には十勝幌尻岳)が迫ってくると、思わず息を呑む。その威容に? 美しさに? 空の青さに? いずれでもあり、いずれでもない。その印象を写真に残すのは難しい。不可能というべきか。ひとつの山の存在感、その重量を画布にとらえようとして一生を費やした画家もいるのだから。
南郷神社(ISO/400, 55mm, f/5.6, 1/200)
あまり見かけない取り合わせのように思えて。南郷神社は、札内川に注ぎこむ売買川(うりかりがわ)沿いにある小さな神社。川沿いの土手が楓の並木道になっている。