*226 裏庭のつつじ。

自宅裏庭(ISO/200, 35mm, f/5.6, 1/125, 25/04/21)

今日、午前中は薄曇りで、花を撮影するにはちょうどいいかなと思い、裏庭に出て、今が盛りのツツジとイボタノキの花の写真を数枚撮りました。昼食後ひとやすみして、さて車を転がしてと思っていると雨が降り出し、やがて雨は雪まじりの霰となり、今も雨は降り続いている。久しぶりにモーツァルトの弦楽四重奏曲をレコードで聴いたりしていると、なんだか、あやしうほどものぐるほしけれ、といった気分になります。

*225 やっぱり桜。

光南緑地公園(ISO/200, 35mm, f/4.5, 1/160, 24/04/21)

みごとな咲きっぷりなので、やっぱり桜にしました。満開よりも、このくらい慎ましいのがいい。

 

*224 咲かけのこぶし。

街路樹(ISO/200, 55mm, f/5.6, 1/1000, 23/04/21)

以前も書いたように、北海道——とくに道東の帯広あたり——の春は一挙に押し寄せてくる。辛夷、桜、躑躅がいっぺんに花を咲かせる。辛夷は咲き出すとあっという間に花びらが広がって、縁が茶色く朽ちてくるので、その一瞬手前をパチリ。明日は家の前の躑躅をじっくり腰を据えて撮影してみよう。それからまた桜。その頃には満開になっているでしょう。

*223 咲きがけ。

光南緑地公園(ISO/200, 55mm, f/5.6, 1/400, 22/04/21)

昨日まで蕾ばかりだった桜の木に、ついにひとつ、ふたつ花びらが開きはじめました。今日は気温が上がるらしいですから、帯広中の日当たりの良いあちこちの桜の木にたくさんの花が開くでしょう。毎朝、もう少し追いかけてみます。ちなみに、タイトルは「咲きかけ」ではなく、「咲きがけ」です。もちろん、当て字ですが、ほかの蕾にさきがけて咲いたという言葉遊びです。

*222 あと一歩。

光南緑地公園(ISO/200, 35mm, f/5.6, 1/280, 21/04/21)

刻一刻と開花が迫っている感じ。昨日今日、日当たりのいい場所、あまりよくない場所で蕾の様相はまったく違う。これは蕾と花のあいだくらいか。接近して写すときにはレンズ選びが決め手になる。今日は35mmの単焦点を持っていったけれど、できれば望遠でアップしたかった。それに風が強くてピントを合わせるのがたいへん。明朝はどんなふうにメタモルフォーゼをしているか、楽しみ。

*221 蕾、はじける寸前の。

根室本線高架線下(ISO/200, 55mm, f/5.6, 1/125, 20/04/21)

コロナ禍のさなか、今年は全国的に桜の開花が早いようで、ここ帯広の開花もまさに目前です。今年は日々の変化を丹念に追ってみようかと思っています。

 

*220 対岸。

札内川(ISO/200, 35mm, f/5.6, 1/900, 16/04/21)

これは今朝、散歩の途中で足を止めて撮った写真(トリミングと補正あり)。何の変哲もない平凡な朝の光景ですが、じっと見つめているうちに、なんだかあやしい気持ちになってきた。あやしいとは、つまり美しいという意味です。さっきから、どうしてこれを美しいと感じるのだろう、そう感じるのは自分だけではないのか、と自問自答しているところです。そして、遠い昔に処分した油絵具と道具一式を買いに行きたいという衝動に駆られるのです。

*219 廃船。

昆布刈石海岸(ISO/200, 18mm, f/5.6, 1/680, 11/04/21)

昆布刈石海岸を見降ろす展望台の近くに奇妙なスポットを見つけました。国道(通称浦幌道路)から海岸に通じる脇道があって、その砂利道を降りていくと、船着場のようなものが出現したのです。ご覧のように廃船となった小さな漁船も置き去りにされている。昆布刈石海岸と命名されているくらいだから、海岸沿いに繁茂する昆布を採る漁船だったのかもしれません。このあたりがいちばん水平線が開けていて気持ちがいい。釧路と十勝の境にあって、車で1時間半はかかるのですが、最近は月に一度は訪れるようになりました。

*218 開花待ち。

光南緑地公園(ISO/200, 35mm, 0.67ev, f/5.6, 1/600, 06/04/21)

枯れた葉を残したまま越冬した桜です。これからこの枯葉が落ちて、蕾が淡い桜色に染まり、ひとつふたつとほころびて花となり、みずみずしい若葉をまとうようになる。それまで束の間の、冬の名残り。ああ、こういうのも綺麗だなと思い、まだ水曜日ですが表紙を変えることにしました。

 

今朝、同じ道を散歩していて気づいたのですが、この木は枝ぶりといい、縮こまった枯葉の形状といい、そのしぶとい残り具合といい、桜の木ではないですね。楓でしょう。去年のことを思い浮かべると、春、ここに桜はなくて、秋に真っ赤な紅葉を茂らせていた景色を思い出しました。急に暖かくなって桜の開花を期待するあまりの勇み足(?)といったところか。ま、とにかく、これから新緑の季節を迎えて、この木がどのように変貌していくか、観察するのがたのしみです。

 

*217 クロッカス

自宅花壇(ISO/200, 18mm, f/4, 1/240, 04/04/21)

これは自宅玄関脇の花壇で冬から目を覚ましたクロッカスです。夜来の雨で倒れているのもありますが、春一番のクロッカス、可憐なのにたくましい。母の話によれば、父が今の敷地に家を建てたときに、母の父——すなわち私の祖父——がわざわざ札幌の実家の庭から球根を掘り起こして送ってくれたものだそうです。それを今住んでいる家の花壇に母が植えかえた。それが毎年春になると、真っ先に白い花を咲かせる。天気予報によると、今日は一日中雨らしいので、撮影ドライブはやめにして、札幌の母の実家を訪れたときの思い出話でも書くことにしましょう。