*171 かぼちゃの花。

札内川(ISO/400, 35mm, f/5.6, 1/280, 24/07/20)

この写真は一昨日の朝に撮ったもの。札内川の土手際に細長く伸びているかぼちゃ畑があって、ゴージャスに広がった花びらの黄色があまりに鮮やかで思わず自転車から降りてシャッターを切りました。今日はあいにくの曇り。早朝から畑周辺の雑草の刈り取りをして、朝食を食べると、そそくさと(?)車を運転して、海に向かいました。とにかく遠くまで車を転がしたい。逼塞した仕事部屋から逃れたい。活字から逃れたい一心で。でも、撮った写真はあまりにも陰気すぎるので、全部ボツ。で、かぼちゃの花に落ち着いた。

*170 風に翻る。

千代田堰堤(ISO/200, 35mm, f/5.6, 1/800, 19/08/20)

今日の撮影は近場(?)ですませました。大きな風景はすっかり撮り飽きた感があって、今日もこんなのです。ずっと寒い夏が続いていて、今日の午後は少し蒸し暑くなりましたが、まだ七月だというのに風といい、空の青さといい、夏の終わりのような日和でした。

*169 芋の花。

古舞(ISO/200, 35mm, f/4.5, 1/150, 12/07/20)

ときどき雨が混じる曇り空の下、今日も海まで足を伸ばし、生花苗(おいかまない)の沼のあたりでたくさん写真を撮ったのですが、皮肉にも今日一番の写真——もちろん、撮った本人にとって——は、海に行く途中で目を惹いた花いちめんの芋畑でした。芋の花には白いのと紫のがあって——品種の違い?——、どちらも美しいのですが、雨の滴をたくさん身に纏った紫の芋の花は、まるで宝石のようでした。

*168 雨上がり。

根室本線高架下(ISO/400, 35mm, f/5, 1/125, 03/07/20)

新しいレンズ(35mm、f/1.4)を使うようになってから、狙う対象が変わってしまったようです。たぶん、広角(18mm)で、遠い風景を撮ることに飽きてしまったということもあるのでしょうが、近くのものばかりが気になって……。ま、こういうのもそのうち飽きるのかも。趣味ですから、楽しければいいじゃありませんか。

*167 わが家の薔薇。

自宅花壇(ISO/200, 35mm, f/4.5, 1/140, 28/06/20)

隣の芝生や薔薇は青かったり赤かったりするようですが、そういうのはあまり感じたことがなくて、ただひたすら自己満足だけを求めてきたような気もします。まぁ、それもどうかと思いますが。先週は山の方へ行ったので、今日は海まで足を伸ばしてみましたが、やっぱりボウズ。雨の日の海辺はどこもかしこも灰色で——それはそれで美しいのですが——あまり陰気な写真をアップするとご不興を買ったりもするので、今日のところは、わが家の咲きかけの薔薇あたりで。

*166 びしょ濡れの浜茄子。

札内大橋付近(ISO/200, 35mm, f/4, 1/150, 20/06/20)

今日は糠平湖、三国峠、然別湖と、いつもより長い距離を走りましたが、写真はボウズ。これは昨日の朝撮影したもの。小雨が降っていて、散りかけのハマナスもびしょ濡れでした。花の写真としては美しくないですが、このびしょ濡れ感は得がたいと思ってアップすることにしました。

*165 さくらんぼ。

根室本線高架下(ISO/200, 35mm, f/5.6, 1/180, 14/06/20)

今日も昼は真夏日だというので、自宅待機(コロナ自粛ではありません)。朝のいつもの散歩コースで撮影。これ、葉っぱの形状といい、樹皮といい、どう見ても桜の木になった桜桃だと思うのですが、あまりに小さいし、色が黄色、ピンク、赤、燕脂、黒と、文字どおり色とりどりなので、自信ありません。一粒食べてみようかと思いましたが、毒桜桃(?)だったらやばいので、写真を撮るだけにしておきました。35mm単焦点のレンズを買ったら、風景を撮る意欲が失せて、近いものばかり写している。これもまた困ったことです。

*164 勇洞のかもめ。

勇洞沼(ISO/200, 18mm, 0.33ev, f/8, 1/600, 07/06/20)

今日は勇洞へ。じつは一ヶ月ほど前に立ち寄ったときには、先日のナイタイ高原と同じように、入り口のゲートがしまっていた。今日はごらんのとおり快晴。瑞々しい新緑は徐々に精力的に色を濃くしている。かもめが一羽、路肩の位置を示すポールに止まっていた。接近して何枚かシャッターを切っても、高みの見物とばかりに微動だにしない。かもめをアップにしても仕方がないので、岸辺にはびこる蕗と空の雲をセットにして。

*163 路傍の花。

根室本線高架下(ISO/200, 35mm, f/4.5, 1/140, 27/05/20)

昨日の日曜日は、午前中にダイニングキッチン前のウッドデッキに防腐ペンキを塗り、午後からは久しぶりに(二、三年ぶり?)上士幌方面へ車を走らせ、ナイタイ高原牧場まで行ったのですが、入口のゲートが閉まっていて、感染防止のため立入禁止とのこと。非常事態宣言も解除されたし、そもそもこの高原は三密状態にはなり得ないだろうにと、口を尖らせて——たぶん——帰ってきました。あとはただ疲れ果てて、ブログアップもままならず。アップした写真は、先週水曜日の朝に撮影したものです。花の名前はわかりません。最近購入した富士フィルムの短焦点レンズ(35mm/f/1.4)が「神レンズ」と呼ばれる所以かと、撮影者本人が驚きました(トリミングして、スクエアにしてみた)。

*162 ヤチダモの枝ぶり。

大通公園(ISO/200, 35mm, f/5.6, 1/750, 22/05/20)

今日の午後は昆布刈石海岸(釧路方面)まで足を伸ばしてみたのですが、あちらは曇天どころか濃霧が発生していて、どうにも思ったような写真が撮れません。そこで先週金曜日の午後に撮影した大通公園にそびえるヤチダモを選びました(青空の真ん中に枝を伸ばしているのがそうです)。帯広市の保護樹に指定されていて、植樹は昭和24年とプレートに記されています。私より四つも年上です。大通沿いの20丁目と21丁目の通りに挟まれた、面積ちょうど一町分のこの公園には、昔はバックネットがあって——今は避難シェルターらしき小山が盛り上がっていますが——、子供たちはここでよく草野球をしたものでした。今はこぎれいなトイレや水の流れる水盤のようなものが整備されていますが、かつてはただの四角い野っ原でした。べつに懐かしくもありませんが、記憶の光景はありありと残っています。